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中村 和子 様
  • RELEASED 2008.7.9
教室に通うことにはなったものの・・・

70才半ばでパソコンを習ってみたいと思い立ち、教室に通うことにしましたが、先生の説明にもチンプンカンプンな毎日でした。解らない用語について質問待ちしているうちに時間が過ぎて終わってしまったりする時も。。。忍耐強く続けて、少しずつ専門用語も理解できるようになりました。

家でも練習する時間が多くなっていたある日、つい調子に乗って遊んでいると 突然のトラブルに見舞われ、あれこれ触ってみても画面を閉じる事さえできませんでした。あの遅い夜の不安なショックは、今もって忘れられません。

それからしばらく腰を痛めて入院したのですが、快復後再度教室に出掛けると、もう先生も代わり、生徒さんの顔ぶれも違っていました。教えていただく方法も、前の先生とのやり方とは違います。導かれる結果は同じでも、そこまでの操作手順が以前と違うというのは、私にとっては深刻なことでした。検定試験を受ける生徒さんも多いクラスだということで、「悔しいが、どんなに頑張ってもこのスピードにはついていけそうにない」と思い、お休みすることが多くなりました。

時間だけの問題ではない。真剣さが違うのだろうか?などと、悲観的な気持ちにもなりました。教室でワープロ練習の本を買って帰り、1人読みながら時間をかけて練習するのですが、読むほどに専門用語が沢山出てきて理解できず、虚しい気持ちで落伍しそうになりました。でも辞める気にはなれない。個人レッスンで家に来てくれる人があればと思いながらも教室は続けていました。

恐る恐る紹介してもらいました

ある日久し振りに逢った若い友人との会話で、「年甲斐もなくパソコン教室に通っていて、今スランプの時なの。誰か家まで個人レッスンに来てくれる人があれば続けたいのだけど」と話して見ると、「いま岡山大学の学生でアルバイトしたいという知り合いの青年が居るけども、聞いてみようか?」と言うので、「家に来てもらってレッスンを受けるのだから、本人との面接をしてから決めたい。とにかく年齢が高いので私個人が理解出来るまで忍耐強く付き合って教えて貰えるか、まず聞いておいて。」と一方的に私の条件を伝えました。後日会ってみると、話していても初対面から素朴で気取りもなく,穏やかに会話ができて、好感が持てました。これを若者達は「フィーリングが合う」と言うのでしょうか?そうしてすんなりと太田さんにお願いする事になったのです。

最初のレッスンの日、太田さんとは「何をやりたいのか、目的を決めてそれを優先的にじっくりと習う事から始めて行きましょう」ということになりました。メカに弱い私にも解りやすく、専門用語もその都度納得できるまで何度も説明してくださいます。お互いに都合の悪い日はお休みを取りながらという感じで、焦る事もなく気長く楽しく教えて貰えたから、今までずーっと続けられたと感謝しています。

ノートは私の宝物

習い始めてから私は、教わったときに書くメモを、その都度ノートに整理しています。ひとりでパソコンに向かっていて、前に習っていたことなのにできなくて困り果てた時、そのノートを開いて見ながら何とかできた時などに感じる喜びは、初心者でなければ感じられないものだと思います。特に大切な説明は、先生自ら大判のノートに大きな文字で、順序通り運んで行けばできる様にメモをして下さいます。このノートは私の宝物になっています。

最近はやっとレパトリーも広がり楽しみが増え、パソコンに触る回数も多くなりました。
①日記 ②家計簿 ③デジカメ ④メール ⑤インターネット

インターネットが有れば、外出が思うようにできなくてもパソコンで買物もできるし、世界の情報も速座に見る事もできる。グーグルアースでの素晴らしい映像を初めて見た時に受けた強烈な感激には、これをカルチャーショックと呼ばすして何だろうと思わされました。

このように少しずつパソコンの奥の深さに魅せられつつレッスンを続けており、生活の中で自分なりの世界が広がり、ちょっとしたサプライズもありで、楽しいです。

何事にもチャレンジです

今の社会では 高齢者の生活の中にもITを避けて通れない様な雰意気が迫って来ている事を体感します。デジタルテレビにしろエアコンや洗濯機にしろ、この年になると複雑過ぎて機能を駆使しきれずにいるのに、4、5歳の子供が来て触ると、瞬く間にいつもと違うものが映し出されたりします。新しい物になれば充分に使いこなせないでいる自分に苛立ちもありますが、そんな事を言っていては残りの人生をエンジョイしては過ごせません。何事にも興味を持って接することが大切だと思っています。

これからもっともっと学んでスキルアップして、色々新しい事にも挑戦していきたいと望んでいる現在です。

kazuko